登録主義とは?


登録主義とは、実際の使用の有無に関わらず、
一定の条件さえ満たせば、登録を受けられるという主義です。

取引活動の安定と権利の安定性を重視し、現に化体している信用のみならず、
将来の使用により化体するであろう未必的な信用をも保護するということです。

現実の使用を登録の要件とすると、使用により商標に信用が蓄積しても、出願した場合に不登録事由があることによって不登録となるような事態が予想されるので、あらかじめ使用者に将来の使用に対する法的保護を与えるために登録主義が採用されています。

ただ、全く使用されない商標を保護することは、その空権化した権利の存在により第三者の商標の使用及び選択の自由を不当に制限するという弊害が生じ「商標を保護することにより、商標の使用をする者の業務上の信用の維持を図り、もつて産業の発達に寄与し、あわせて需要者の利益を保護することを目的とする(1条)」とういう商標法の法目的に反する結果となるので、商標法3条1項柱書において、「自己の業務に係る商品又は役務について使用をする商標については、次に掲げる商標を除き、商標登録を受けることができる」と使用意思が求められています。

その他にも、空権化した権利の弊害を是正するための処置としては、不使用取消審判(50条)、分割納付制度、更新の申請制度などがあります。


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